「行司の木村玉治郎って下手なの?」
「木村玉治郎が転落して土俵から消えたって本当?」
大相撲11月場所の遠藤vs明生の一番で行司の木村玉治郎が立ち会いを鬼の形相で3度もやり直させたと話題になっていますね。
やり直させた原因は遠藤の手が土俵についていないというものですが、ネット上では『厳しすぎる』とか『みてる方も力士もしらける』などの意見も多いです。
木村玉治郎が下手すぎといった厳しい評価もあるようです。
そこで今回は木村玉治郎は下手といわれるのはなぜなのか調べてみます。
過去には木村玉治郎が転落して土俵から消えてしまった伝説の一番もありました。
動画で詳しくみていきましょう。
木村玉治郎が下手といわれる理由
この投稿をInstagramで見る
木村玉治郎が下手と言われるのはなぜなのでしょうか。
理由は3つあるようです。
- 1つは仕切り直しが多い
- 2つ目は避けるのが下手
- 3つ目は差し違えの過去
詳しくみていきましょう。
仕切り直しが多い
木村玉治郎は手つきに厳しいとして有名です。
きちんと両手をついていないと仕切り直しさせることが木村玉治郎には多々あります。
九州場所も照ノ富士の活躍で盛り上げっているが、今日の遠藤・明生戦での行事木村玉治郎4回の仕切り直しは問題である。1回目も呼吸が合ってのに「待った」。SNSも抗議で炎上している。こういう頑固な行事が相撲をつまらなくする。相撲の呼吸より手を着いたかどうかで審判する老人行事は引退して欲しい
— 正論居士 (@YamachikaT) November 26, 2021
大相撲の行事サバキで木村玉治郎、この行事のサバキで立ち会い合わずで仕切り直しが多すぎる。サバキの問題がある。左手の動きかいな変わるので待ったが多くなる。折角息合っているのにこの行事によって闘争心の瞬発力が損なわれるね、木村玉治郎は駄目!余りにも仕切り直しが多すぎサバキが下手!
— kyotohide028 (@hidekamigyo) November 27, 2021
そもそも立ち合いのルールはどうなっているのでしょうか。
日本相撲協会の寄附行為細則の勝負規定第五条によると以下の通りです。
『立合いは腰を割り両掌を下ろすを原則とし、制限時間後両掌を下ろした場合は「待った」を認めない。』
となっています。
この『下ろす』という表現が微妙で、土俵につかなければならないのであれば、『つく』と表現するはずです。
解釈が行司によって異なっているのが問題ではありますが、手を下におろして土俵についていなくても立ち会い成立している取り組みは今でも多くあります。
そんな中で今回の遠藤は片手はきちんとついていて、もう片方も下におろしていました。
対戦相手である明生とも息が合っていた中での木村玉治郎による3回の仕切り直しということになります。
仕切り直すことによって作戦がバレ、戦い方を変更せざるを得なかったり、せっかく合っていた呼吸があわなくなったり、みている方もイライラしてきたりと、あまりいいことはないように感じます。
真面目が故にしっかりと手を着かせなければという思いの木村玉治郎なのかもしれませんが、あまりに厳しいので下手という評価につながってしまっているのではないでしょうか。
避けるのが下手?
もう一つの理由として木村玉治郎は避けるのが下手と言われています。
「はっけよい!」で構える姿というかフォルムが似てますよね。
そういえば、木村玉治郎って、よく力士とぶつかる行司さんですよね。力士が動く方向に行ってしまうというか。— Hitoshi Nakamura (@hitoshi_japan) May 23, 2021
激しく動き回る力士たちの戦いを間近でみて、判断を下さなければならないのですから、大変な集中力が必要ですよね。
それに加え力士にぶつかってはいけないわけですから、俊敏さも必要です。
木村玉治郎は1960年生まれで2021年現在は60歳と高齢なんですね。
力士とぶつかってしまうのは仕方ない気もしますが、やはり視聴者からは下手くそと言われてしまう原因かもしれませんね。
実際に2019年9月場所では貴景勝と足がぶつかってしまい、そのはずみで貴景勝がすべって負けてしまうということもありました。
木村玉治郎がぶつかってしまったことで勝敗に影響がでるようなことになれば、引退しろという声もあがってしまうのではないでしょうか。
差し違えの過去
木村玉治郎には差し違えの過去もあります。
差し違えとは、行司の判定に審判員や控え力士たちが物言いという異議を唱え、検討した結果行司の判定とは反対の結果になったことを言います。
差し違えは要は間違いということになり、行司にとっては精神的にダメージが大きいと言われています。
木村玉治郎の差し違えは2017年1月場所の稀勢の里vs松鳳山の取組でおこりました。
動画がこちらです。(動画のタイトルは鶴竜vs松鳳山となっていますが正しくは稀勢の里vs松鳳山です)
明らかに稀勢の里の勝ちですよね。
これは判定違いというよりも、あげる方を間違えたといった感じでしょうか。
木村玉治郎も指摘されてあわてて稀勢の里に上げ直しましたが、いったん物言いがついてしまったので、差し違えという記録がついてしまいました。
当時の稀勢の里は「人間ですから」と苦笑いという大人な対応でした。
しかしもっとも重要な軍配を間違えるというのはあってはならないですよね。
木村玉治郎が下手といわれるのも仕方ないかもしれません。
木村玉治郎が転落して土俵から消えた
この投稿をInstagramで見る
木村玉治郎を調べていると伝説の取組があることがわかりました。
2019年9月場所の豪栄道vs朝乃山の取組です。
行司の木村玉治郎がいきなり転落して土俵から消えるというハプニングがおきました。
その動画がこちらです。
木村玉治郎が転落して流れるように消えてますね。
「あ、行司が消えた」というあっさりというか的確な実況もあり、当時かなり話題になりました。
かなりインパクトがありますよね。
この時、額から出血していて、出血行司とも呼ばれることになりました。
大怪我にならなかったのが不幸中の幸いでしたね。
まとめ
今回は木村玉治郎が下手といわれる理由と、転落で土俵から消えた伝説の取組についてお伝えしてきました。
木村玉治郎が下手と言われる3つの理由は以下の通りです。
- 1つは仕切り直しが多い
- 2つ目は避けるのが下手
- 3つ目は差し違えの過去
木村玉治郎が転落して土俵から消えてしまう動画はかなりのインパクトがあり、初めてみたときが正直笑ってしまいました。
とにかく大怪我にならなくてよかったです。
60歳と高齢でまだまだ活躍している木村玉治郎、これからも鬼の形相でがんばってほしいですね。